2014年 全米女子オープン

森田理香子は米初出場 師匠・岡本綾子と調整

2014/06/18 09:52
パインハーストのクラブハウス前で笑顔の森田。右手薬指の影響もないと断言した

ノースカロライナ州のパインハーストNo.2で今週開催の海外メジャー今季第2戦「全米女子オープン」。森田理香子は昨シーズンの国内女子ツアー賞金ランク5位以内の資格で初出場を果たす。

予選落ちを喫した前週「サントリーレディスオープン」の後に渡米し、開幕2日前の17日(火)から練習ラウンドを開始した森田。その傍らには今大会でテレビ解説を務める師匠・岡本綾子の姿があった。午後は付きっきりのもと、ショートゲームを徹底練習。2日後のティオフに備えた。

プロのキャリアではフランス開催の「エビアン選手権」、英国の「全英リコー女子オープン」の出場経験はあるが、米国での出場は始めてでアマチュア時代以来となる。長距離移動に「時差ボケ?大丈夫じゃないです」と正直だ。ただ「時差ボケがない人はいない。人間だから。あまり悩まない方がいい。みんな一緒なんで」とそれを言い訳にする気はさらさらない。

総勢12人が出場する今大会だが、中でも日本の賞金女王にかかる期待は大きい。6,649ヤード(パー70)のロングコース設定にも「むっちゃ長い…と思ったホールも(第2打を)4番アイアンで打てた」と、その飛距離はやはり大きな武器。「以前よりはスイングも変わったし、気持ちも少しずつ成長してきていると思う。自分の中で変わったと思うので、それを出せたらいい」。世界を相手に、進化した姿を見せつける。(ノースカロライナ州パインハースト/桂川洋一)

2014年 全米女子オープン