16歳アマ橋本千里「予選を通過したいけど…」
2014/06/18 09:39
「全米女子オープン」は19日(木)、ノースカロライナ州のパインハーストNo.2で開幕。総勢12人の日本人選手が参戦する中、16歳・橋本千里がアマチュア選手として海外女子メジャーの舞台を踏む。
ホームコースの東名古屋カントリークラブで行われた5月の日本地区最終予選を通過したシンデレラガール。1か月前は現実味も少なかった世界最高峰のトーナメントの地には、前週末に降り立った。これまでの米国での試合経験は、中学1年生の時に出場した「全米アマチュア」の予選会だけ。日曜日にはマーティン・カイマー(ドイツ)が制した「全米オープン」を生で目にし、「すごい迫力でした」と心を揺さぶられた。
練習ラウンドを開始した16日(月)には「勉強させてもらいたかった」と横峯さくら、吉田弓美子の組に交ざってプレー。「ラフが無くて砂が結構ある。グリーンも難しい」。ショットでグリーンを捕らえられなかった際のアプローチは大きなカギになるが「私はいつも52度、58度のウェッジを使うんですが、48度とPWを使って(転がしで)やってみたいと思います」と攻略イメージを膨らませている。
「予選を通過したいけれど、あまり考えずに自分のゴルフをしたい」。ちなみに今大会には11歳の最年少予選突破選手、アマチュアのルーシー・リーが参戦。既に記念写真を撮ったが「身長で負けてました」と苦笑いした。
ひとつ気にかかるのは、翌週火曜日から「日本女子アマチュア選手権」が開催されること。今週予選を通過した場合は、帰国の関係で初日のプレーに間に合わない。とはいえ、この世界一決定戦での決勝ラウンド進出となれば、それはもちろん代えがたい財産。高校1年生のビッグな挑戦が始まる。(ノースカロライナ州パインハースト/桂川洋一)