ハートに火が付いた宮里美香 2年ぶりVへ3打差を追う
2014/04/26 12:38
カリフォルニア州サンフランシスコ郊外のレイクマーセドGCで行われた「スウィングイングスカートLPGAクラシック」2日目。イーブンパーからスタートした宮里美香は、4バーディ1ボギーの「69」で回って通算3アンダーとし、首位のステーシー・ルイスと3打差の4位タイへと浮上した。
豪雨のため12時20分から1時間22分中断を挟んだこの日だったが、7時27分に10番からティオフした宮里は、雨が強くなる前に18ホールを回りきった。
序盤はアプローチとパットでしのぐ我慢のゴルフ。「とりあえず一打一打に集中しよう」と、10番ではアプローチを50センチに寄せ、11番で3メートル、12番で2メートルとしぶといパーパットをカップに沈めた。耐えていれば流れは来るもの。好感触のパットで16番、18番とそれぞれ2メートルのバーディチャンスをものにした。
折り返した後半は4番でボギーとするも「難しいホールなので開き直れた」と引きずることなく、7番からの2連続バーディで盛り返した。
「難しいコンディションになればなるほど、自分の実力を出したいという気持ちがより一層強くなる」と宮里。寒さと雨で停滞するリーダーボードを尻目に、火が付いたハートで好位置からの決勝ラウンドへ臨む。
「久しぶりの決勝ラウンドなので楽しみながらプレーしたい」。2年ぶりの米ツアー制覇をしっかりと見据えている。