宮里美香はキャディの“ひと言”で乗り切りイーブンパー発進
2014/04/25 15:34
米国女子ツアーの新規大会「スウィンギングスカートLPGAクラシック」の初日。霧の影響でスタートが2時間遅れ、14時27分に1番ティに立った宮里美香は、5番でダブルボギーをたたくスタートとなったが、その後盛り返してイーブンパーでホールアウトし、暫定24位タイにつけた。
5番は、ティショットのミスからグリーンをとらえるのに計4打を要し、しかも寄せ切れずに2パットのダボ。「まだパー5が4つあるので、そこで取り戻そうと気持ちの切り替えができたので、それが良かったです」と、18ホールでのメンタルマネジメントに徹し、その後は狙い通りパー5で3つのバーディを奪った。
しかし、何よりも宮里の気持ちを楽にさせたのは、帯同キャディの加藤大幸氏のひと言だった。「アウトで落としている人がいるから、2つ打っても気にしなくてもいいよ」。自らのミスに冷静さを失いかけた時に、周囲も苦戦していることを知り、モチベーションを維持することができた。
この日は気温が16度までしか上がらず、2日目は雨が降る予報も出ている。「本当に寒さだけが私の弱点なので、それをしっかり克服できるように集中していけたらいいと思います」。2日目は午前組でのスタートになるため「寒さで大分(アイアンの)番手も変わってくると思う」と警戒を怠らない。
メジャー大会のようなセッティングで深いラフ、そして硬く締まったグリーンに苦戦する選手が多い中、持ち味の粘りのゴルフで上位進出を狙う。