夢コラボ 宮里藍&横峯さくらの日本代表が再び実現!?
今季のメジャー初戦「クラフトナビスコ選手権」の会場内で1日(火)、今季から新設された米女子ツアーの国別対抗戦「インターナショナルクラウン」(7月24~27日、メリーランド州)の記者会見が行われた。今週発表された世界ランクをもとに、出場する8ヶ国の有資格者が確定したため。各国の代表者1人ずつが壇上にあがり、大会への意気込みなどを語った。
日本の代表として出席した宮里藍には「日本と韓国はチーム対抗戦を行っているので、団体戦は経験がある。有利に思うか?」と質問が飛び、「4人1チームというのはプロになってからは経験がないので、なんとも言えない。ただ、アマチュアの時には経験しているので、そのころを思い出して戦いたい」と答えた。
日本のメンバーは世界ランキング上位の宮里美香、宮里藍、森田理香子、横峯さくらが権利を得た。しかし、森田と横峯は主戦場が日本ということで、現時点では出場するか決定していない。
「日本を代表して出場するのですから、ベストメンバーで戦いたいですね。どんなメンバーになるかは分かりませんが、チームワークは良いと思うので」と藍。会見後には早速、パッティンググリーン上で幼少期からしのぎを削ってきた横峯と遭遇し、旧交を温めた。
日本ツアーを主戦場としながら、今季は海外メジャー参戦にも意欲を見せる横峯は「藍ちゃんに会うのは昨年の12月以来ですが、ゆっくり話せたので嬉しかった」。カラリと澄んだカリフォルニアの晴天下、2人は約15分間にわたって、爽やかな笑顔で会話。「国別対抗の話は藍ちゃんから少し聞きました。まだ、出るか決めていないのですが…」と、予定外の大会だったことを言外に漂わせた。
インターナショナルクラウンと同じ週、日本女子ツアーでも今季から新規大会の「センチュリー21レディス」(静岡・伊豆大仁CC)が開催される。
約10年前に現在の日本の女子ゴルフ人気に火をつけ、現在は米ツアーで存在感を築き上げてきた藍、そして国内ツアーで中心選手として活躍する横峯。2人には、その人気が天井知らずだった2006年に、南アフリカで開催された「ワールドカップ女子ゴルフ」で日本代表としてともに日の丸を背負った経験がある。
今回は藍が横峯を口説き落とす格好だが、夢のコンビ再現にこぎつけるろうか。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/本橋英治)