2014年 キア・クラシック

15位の宮里藍と上原彩子、“ポコポコグリーン”攻略がカギ

2014/03/29 13:42
ビッグスコアにつなげられず、宮里藍は首位との7打差を追って決勝ラウンドへ(Donald Miralle/Getty Images)

米国女子ツアー「キアクラシック」の2日目。ともにスコアを1つ伸ばした宮里藍上原彩子が、日本勢では最上位となる15位(通算3アンダー)で決勝ラウンド進出を決めた。

2番でボギーを先行した宮里は、中盤に3つのバーディを奪いスコアを伸ばした。終盤の17番でボギーをたたいたが「昨日に引き続きミスのないラウンドだったと思う。後半はチャンスに付けることが出来なかったが、それでもトータルして内容の良いラウンドだった」と納得顔で話した。

前日には「(スタートが午後の)2日目はグリーンの状態が心配」と、成長が早く不規則な転がりも発生しがちなポアナ芝のグリーンを警戒していた。「自分の思ったラインに打てているので、スピードと距離感が合っている時はポコポコした状態に関係なく良い転がりが出来ている」と、逆に、不振に陥っていたパッティングの転機につなげられそうだ。

一方の上原は「ちょっとグリーンが荒れていたので、良いパットをしてもなかなか入らないことが結構あった」と、ストレスを感じながらのプレー。それでも上位で予選突破を果たし、今季出場した6戦ですべて決勝ラウンド進出を果たし、抜群の安定感を誇る。
「最終的に2連続バーディであがれたので、そういう意味では明日すごい楽しみ」と、我慢を重ねて伸ばした1ストロークに大きな希望を見つけていた。

2014年 キア・クラシック