2014年 ISPSハンダオーストラリアン女子オープン

史上最強の16歳女子プロが電撃コーチ解任で質問攻めに

2014/02/12 17:58
3週間前の開幕戦では3位。プロ転向間もないリディア・コーだが、周囲の変化に戸惑いの色はない

オーストラリア・メルボルン郊外のザ・ビクトリアGCで13日(木)に開幕する米国女子ツアー第2戦「ISPSハンダオーストラリアン女子オープン」。注目選手の1人であるニュージーランド出身の16歳、リディア・コーが前日の公式記者会見に呼ばれ、コーチ解任劇について質問の集中砲火を浴びた。

プロ転向してから間もない昨年末、長年コーチを務めてきたガイ・ウィルソン氏を解任。新コーチにデビッド・レッドベターアカデミーに所属するショーン・ホーガン氏を迎え、現在に至っている。

ゴルフを始めたころから教えを受けてきたウィルソン氏の解任は、「こんなに大きく報道されるなんてショックだった」とコーも戸惑うほど、ビッグニュースとして世界を駆け巡った。コーは「彼と別れることになり寂しかった」と口にした上で、今季から米国ツアーに本格参戦する環境の変化をその理由に挙げた。

「私はトーナメント中もコーチにいてほしいと思っているけど、新たに拠点とするオーランド(米フロリダ州)とニュージーランドはあまりに遠すぎる距離。彼を連れてくることもしたくはなかった。とても寂しいけど、現在の私の状況においてはベストだったと思っています」。

その後もコーチに関する質問が続き、「全部コーチのことばかり」と苦笑をこぼす一幕もあった。とはいえ、これも注目度の高さの裏返しだ。現在の女子ゴルフ界でもっともホットな16歳は、今後も多くの話題を提供するにちがいない。(オーストラリア・ビクトリア州/塚田達也)

2014年 ISPSハンダオーストラリアン女子オープン