2014年 ISPSハンダオーストラリアン女子オープン

“新”上原彩子は米専念…2年目で初Vを狙う

2014/02/12 17:24
米ツアー2年目を迎える上原彩子。海外選手と笑顔で会話するシーンも多くなった

米国女子ツアー2年目のシーズンを迎える上原彩子が今週、オーストラリアで開催の米国女子ツアー今季第2戦「ISPSハンダオーストラリアン女子オープン」に臨む。3週間前のシーズン開幕戦に続いての出場。本戦前日のプロアマ戦は午後の部のウェイティングに充てられ、午後3時ごろにコース入り。夕日を背に、練習場で軽めの調整で汗を流した。

ルーキーイヤーの昨年は賞金ランキング58位でシード権を手にした一方、掛け持ちして出場していた国内ツアーは同53位に終わって、惜しくもシードを喪失。目標にしていた両ツアーの出場権確保は叶わなかった。国内ツアーの出場権には、年末のファイナルQTという道も残されてはいたが、「米ツアーには今しか行けないと思うし、出来ることをここ(米国)でしっかりやろうと割り切った」と回避し、米ツアーへの専念を決めたという。

昨年は米ツアーへの目標を問われ「新人王と、最終戦に出ること」と掲げていた。2年目のシーズンに向けては、より大きなターゲットを見据える。「去年のCME(最終戦)のパーティで、優勝者たちが商品をもらっていた。今年は、それをゲットしたいですね」。つまりは、米ツアー初優勝だ。

このシーズンオフは「昨年、課題に感じていたところ」というパッティングストロークに注力し、改善に努めてきた。オフにはギアテストも繰り返し、今季から新たなドライバー(ピンi25、三菱レイヨン バサラW53硬さS)とアイアン(ピンi25)を投入している。万全を期して進めてきた準備を、シーズン早々から結果につなげたいところだ。(オーストラリア・ビクトリア州/塚田達也)

2014年 ISPSハンダオーストラリアン女子オープン