2013年 全英リコー女子オープン

比嘉、大健闘の7位「自分の力はすべて出せた」

2013/08/05 05:28
初出場のメジャー大会で堂々の7位タイ。世界のレベルをしっかりとその肌で感じた。

初めて挑戦した海外メジャー「全英リコー女子オープン」で、4日間通算2アンダーでフィニッシュした比嘉真美子は、堂々の7位タイ。翌年の出場権を獲得できる15位以内に入る活躍を見せたが、比嘉はあくまでその上に据えられている。

結果に満足しているかと問われると、「今の自分にできることはすべて出せたと思います。まだラウンドが終わったばかりで色んな気持ちが入り混じっていて、頭の整理はできていないけど・・・。満足というか、自分の力は出せたと思う」。簡単に、“満足”という言葉は受け入れなかった。

シーズンオフから、全英を想定して調整を重ねてきた。「オフに比べると、全然人が変わったようなプレーが出来ています。自分で言うのは何ですけど、自分でプレーしていてそう思います」。

リンクスの風にも、硬いフェアウェイにも対応し、しっかりと4日間を戦い抜いた。「すごく楽しかった。もっともっとプレーしていたい気持ちでした」。持ち前の飛距離は世界の舞台でも遜色ない。4日間の平均飛距離は出場選手中2位。平均パット数では、佐伯三貴と並んで堂々の1位だ。

「体が世界的にみると小さいので、もっともっと体のコアの部分をトレーニングしたい。あとは練習してきたものを試合でやるという積み重ね、経験値が増えたらもっともっと良いプレーが出来ると思います」。

比嘉が毎週チェックしているという世界ランキング。メジャー大会では獲得出来るポイントも倍増する。「ネットで何回も見ると思います(笑)」と、19歳の白い歯がこぼれた。宮里藍宮里美香ら、先輩の背中を追い続けてきた沖縄の少女が、世界の舞台で輝き始めた。(英国セントアンドリュース/今岡涼太)

2013年 全英リコー女子オープン