有村智恵が首位と3打差、3位タイから逆転を狙う
米国女子ツアー「マラソンクラシック」の3日目、首位と2打差の5位タイでスタートした有村智恵が、この日もスコアを伸ばした。
7番パー5ではティショットを右ラフに捕まるが、フェアウェイからの3打目でピン奥7メートルにつけてバーディを先行。10番では3メートルのバーディパットを沈め、13番は2打目をピン50センチにつけてバーディ。さらに14番でもピンの手前4.5メートルからバーディパットを決めた。この時点で2桁の10アンダーまで伸ばし首位に肉迫。
しかし、最終18番でピン8メートルに2オンしながらもファーストパットは4メートルショート。このパーパットを外し3パットでボギーフィニッシュとなった。
「最後でやっちゃいけないですよね」と肩を落とす有村。「本当に一つ一つに集中してできたとは思うんですけど。やっぱり、ミスパットもいっぱいあったので、明日はそういうパットを決められるようにしたいです」。3ストローク伸ばし通算9アンダーの3位タイ浮上。首位とも3打差という好位置にも関わらず、パッティングでの課題を掲げる。
この日のラウンド中はスコアボードを極力見ずに自らのプレーに集中を図った。「必死でしたね。ところどころでピンチがくるので必死でした」と話す有村。「とにかく、いつもやることは一緒なので、しっかり集中して今日見たいに短いパットをとにかくミスしないように。外してしまうとどうしても流れが悪くなるのでそういうパットをしっかり決めてやって行きたいです」。今季は2試合で優勝争いに絡む経験をしたが、果たして3度目の今回はどんな結果が待っているのか。
■ 上原彩子 5バーディ、2ボギー「68」、通算5アンダー20位タイ
「今日はショットは良かったです。2か所はラフにいったんですが、それ以外は全部良かったと思います。パットが惜しいのもいっぱいありましたが、いい感じでした。フィーリングが良かったです。攻めないといけない位置なので、来週につながるようにしたい」
■ 宮里美香 2バーディ、3ボギー「72」、通算1アンダー41位タイ
「パットが入らないですね…悔しいを通り越してます。今日も落ち着いていたんですが、入ったのは1.5メートルと、カップインだけ。ちょっとここまで入らないのは初めてなので、逆にどうしたらいいのかなって。明日はとりあえずリラックスして回りたい」
■ 上田桃子 ノーバーディ、1ボギー「72」、通算1オーバー57位タイ
「全体的には悪くは無かったんですけど、スコアにできない一日でした。一日ごとにパッティングは良くなっているんですが、本当に紙一重で全部入らなくて。少しずつラインが出てきているので、最終日にかみ合ってくれる事を期待したい」