首位発進の宮里美香「明日もパッティング勝負」
2013/06/22 10:53
21日(金)に開幕した「ウォルマート NW アーカンソー選手権 by P&G」の初日、宮里美香が「65」をマークして単独首位の好発進を切った。「今週は3日間大会。スタートダッシュが大切だと思っていたので、今日しっかりできたことは大きいですね」と6バーディ、ノーボギーの好ラウンドを振り返った。
昨年大会は、同じ日本勢の宮里藍に1打及ばず2位タイの惜敗を喫した宮里美香。「昨年の悔しい気持ちも、もちろんありますけど、二つの“宮里”が同じボードに乗っている事がすごく嬉しかったし、藍先輩と優勝争いをするのは1つの目標でもありました。それがこの試合でできたのはすごく嬉しかったし色んな思いがありましたね」と、悔しさと喜びが交錯した1年前を回顧する。
この日、最初に巡ってきたバーディは7番(パー5)。「嫌な距離のバーディパットが残って、それを決めてから自分の気持ちに余裕ができた」と約1.5メートルを沈めたバーディが起爆剤となる。9番では、再び約1.5メートルのチャンスを沈めて後半へ。直後の10番では第2打をピン奥2.5メートルに付け、さらに続く11番(パー3)ではティショットをピン右約1メートルにつける正確なショットでチャンスを作り、3連続バーディへと繋げた。
13番、15番(パー3)でも安定したショットでピンそば2メートル以内に絡め、バーディを量産。「パターを替えてからショートパットが思うように出来ていなかったので、昨日は練習をいつもより多めにやった」ことも奏功、この日のパット数「29」にも納得の様子だった。「明日もパッティングが勝負になってくる。沈められるところはしっかりと決めていきたい」。取り戻した自信と昨年の悔しさを糧に、残り2日間を戦い抜く。