有村智恵と上原彩子 米国本土初戦に昂ぶり
今シーズンの米国本土初戦となるツアー第4戦「RRドネリー LPGA ファウンダーズカップ」は14日(木)、アリゾナ州のワイルドファイアGCで開幕を迎える。当大会には宮里藍のほか、ツアールーキーの有村智恵と上原彩子が出場。有村は今季2試合目、上原は3試合目の参戦となる。
今大会のプロアマ戦は『ルーキーアワー』という研修を兼ねており、有村と上原はプレーせずに9ホールを徒歩で“見学”。有村はモー・マーティン、上原はサラ・ケンプと会話を交わしながら、それぞれ9ホールの研修をともにした。
有村は自身の米ツアー今季初戦となった「HSBC女子チャンピオンズ」終了後にシンガポールから一時帰国し、先週木曜日に渡米。今週月曜日から練習ラウンドをこなし、「バーディ合戦になるだろうな」と展開を予測する。シンガポールではショットの精度に不満を唱えていたが、「感じは戻ってきている」と、自身の生命線であるショットのフィーリングは戻りつつある様子。「今週が初戦っていう気持ちが強い。緊張というよりワクワク、そういう気持ちです」。米国本土で迎える今季初戦、やはり気持ちも自然と昂ぶりをみせている。「あとはパッティング次第。しっかり追いつけるように、負けないように頑張ります」と言葉に気合いをこめた。
また、上原は研修が始まる前の朝6時ごろにコース入りし、イン9ホールの練習ラウンドを実施。「トータル的に調子は良いです。今日見ていてグリーンが硬くなってきているし、コンディション的には砂漠ですごくドライなので、その辺のジャッジが大事かなと思います」とポイントを掲げた。今季は開幕戦のオーストラリア、第2戦のタイと続き、いよいよ米国本土へと上陸。「なにか雰囲気が違いますね。アメリカはここが初めてなので、楽しみです」と、有村と同じく明日の初日を心待ちにしている様子だった。