2012年 LPGAハナバンク選手権

ヤニ・ツェンはスランプを脱出できるか?

2012/10/20 19:24
苦悩の峠は乗り越えた?世界ランク1位のヤニ・ツェン

2012年シーズンの開幕から5試合で3勝を挙げたヤニ・ツェンが、同じ年にここまで調子を崩すとは一体どれだけの人が想像していただろう?

今季のメジャー第2戦「ウェグマンズLPGA選手権」の直前から、16ラウンド続けて「70」を切ることができず、先週の「サイムダービーLPGAマレーシア」まででベストフィニッシュは11位。それ以外は、20位以内に入ることすらできていない。

世界ランク1位に君臨しながら、それは針のムシロのような居心地だったに違いない。同じく一時期スランプと言われたロリー・マキロイが「全米プロ」を制したことに光明を見つけようともしたが、いまだスランプ脱出には至っていない。

当初から“メンタルの問題”と言っていたヤニ。最近はようやく精神的には落ち着きを取り戻してきたようだ。

「ここ3カ月はすべてが勉強だった。もし、誰かがベストのプレーをしたあとに、3、4カ月不調が続いたら、その状況はとてもタフになる。でも今は、人生を楽しんで、ゴルフのすべての瞬間を楽しみたいと思っている。だって、これは自分が小さい頃から大好きだったゲームだから。ここ1~2カ月は、コース上で随分リラックスできるようになってきた。より幸福で、人生を楽しんで、世界ランク1位でいられるかとか、試合で勝てるかということを心配しなくなってきた。ただ、プレーを楽しんで、すべてのホールでバーディを狙って、できなかったら次の試合で良いプレーができるように頑張る。試合はいくらでもあるし、来年もあるんだから」。

家族も応援に駆けつけている今週の「LPGAハナバンク選手権」、ヤニは首位と6打差の3位タイで最終日を迎える。もし優勝することができるとしたら、それはどんな意味を持つ?そんなちょっぴり意地悪な質問にも、ヤニは軽くほほ笑みながらこう答えた。「そういうことはあまり考えない。明日聞いてくれたら、答えられると思います」。(韓国インチョン/今岡涼太)

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