米国女子ツアー

インタビューの裏側

2003/10/17 09:00

「原文を見てもらいたかった」ジャン・スティーブンソンがニュースメーカーズの取材で述べたことが扇動的ではあったが、11月号のゴルフ・マガジンに掲載されたQ&Aの原文ほどではないと、インタビューを行ったピーター・ケスラーは語った。

「原文はもっと激しかった。さらに生々しい表現だった」と彼は言う。ゴルフの編集スタッフが雑誌の名誉毀損関係の弁護士の助言を基にインタビューの内容を部分的に和やかな表現に修正したことを知り、ケスラーは少し落胆したが、驚きはしなかった。「どうせ、間違うなら、原文から安全に逸らした方が良いと考えたのでしょう」削除された部分にはLPGAコミッショナーのタイ・ボトウの運営方法に関するあからさまなコメントがあったとケスラーは語った。

ケスラーはインタビューをした相手による論争の基となる表現を上手く言いくるめる技術を身に付けたようだ。フィル・ミケルソンがケスラーのQ&Aの記事で、「タイガー・ウッズの成績が低下したのは質の悪い道具によるものだ」と語った際、実際の記事には、「彼は上手いというより、運のいいゴルファーだね」と修正されていた。

「このようなことは、予測できません。でも、インタビューされる側が不安に思わないようにします。私は彼等を傷付けるようなことはしないので、彼等は私を信用します。ジャンの場合、彼女は世間の注目を浴びることを願っていました」それは彼女が求めたことであり、そのためその通りの結果となったのである。

Golfweek