2012年 ジェイミーファー・トレードクラシック

宮里美香「今はチャンスを待つしかない」

2012/08/13 09:21
チャンスをつかみながら、初優勝が遠い…宮里美香 (Gregory Shamus/Getty Images)

米国女子ツアー「ジェイミーファー・トレードクラシック」で、首位と1打差の5位タイで最終日を迎えた宮里美香。前日のラウンド後には「明日が楽しみ」と、ツアー初優勝のチャンスにいることを意識してスタートした。

ところが、1番で2打目がグリーン左奥のラフに入り、3打目でピン3mまで寄せたがパーパットが決まらずボギー発進。「(2打目は)ひっかけた。強めになって奥のラフへ。すごく嫌なライ。しっかり打ったけど、下りのパーパットが残ってしまった。それは仕方ないと思って、次のホールからはショットもだんだん良くなって来たけどアンラッキーもあって。4番ではセカンドがピンに直撃。(5mくらいに戻っちゃった)。5番も、6番も・・・」。

周囲がスコアを伸ばすのを横目に、耐えるゴルフが続いた宮里だが9番で再びボギーをたたいてしまった。続く10番はピン奥4mのバーディパットがカップに蹴られ、11番も1.5mのバーディパットが決まらず「今日はこんな日なのかな」と中盤までのゴルフを振り返る。

バーディを奪えず8アンダーまで後退した宮里だったが、15番で4mを決めて1つ目のバーディ。そして17番パー5では4日間連続となるバーディを奪い、スタート時の10アンダーに戻した。

「このコースはほんとにバーディ合戦というのは分かっていたけど、それをしっかり決めきれなかった。今日はパッティングが全然入らなくて、何が悪い、これが悪いといろいろ考えすぎたら、また違う方向に行ってしまうと思う。今せっかくいい感じになってきているので、変なフラストレーションをためないように耐えています」。

ショットが安定している分、パッティングが決まらなかったことに悔しさをみせる。ツアー初優勝への思いは「チャンスが来るのを待つしかない。きっかけが、たぶん出てくると思うので、それをどういうふうにつかむかが大事だと思う。そんなに焦っているわけではないです」。今大会から始まった残り2連戦に向けて、アプローチとパッティングのショートゲームに磨きをかける。

2012年 ジェイミーファー・トレードクラシック