2010年 LPGAチャンピオンシップ

2位の宮里美香、大逆転を信じて最終日へ

2010/06/27 09:36
首位とは8打差に開かれたが、逆転への強い意欲を口にする宮里美香

「LPGAチャンピオンシップ」2日目を終えて、首位のクリスティ・カーに5打差の2位。最終組でカーに直接対決を挑んだ宮里美香は、中盤過ぎまで互角以上のプレーを見せた。前半はピンチの連続だった。「最初は緊張していて、1番からショットがショートしてしまった」と、スタートホールの1番パー4ではフェアウェイから放った2打目が15ヤードもショート。それでもアプローチでピンに絡め、パーで切り抜ける。

続く2番パー4では、ティショットを右に曲げて深いラフに打ち込むも、4メートルを沈めてパーを死守。4番パー5でバーディを奪ってからも粘りのプレーは続く。5番パー3では、手前のガードバンカーからパーをセーブ。さらに6番パー4ではティショットを大きく右に曲げ、再びラフへ。上方には木の枝がかかり、残り190ヤードと厳しい状況だったが、ウッドで強く低いボールを打ち、花道を伝わらせてグリーン手前のカラーまで運んでパーセーブ。見ていてハラハラする展開が続いた。

すると、機を窺っていたかのように10番、11番では連続バーディを奪い、首位のカーに3打差にまで詰め寄った。「クリスティは良いプレーをしていたし、ずっと付いていこうと思っていた」と振り返る宮里だったが、13、14番の連続ボギーで失速。最終18番もダブルボギーを叩き、最終的にカーに8打差をつけられてしまった。

それでも、通算5アンダーの2位タイで迎える最終日。「メジャーでせっかくのチャンスなので(優勝を)狙って行きたい。このコースは本当に何があるか分からないし、最後まで諦めずに自分のゴルフができていれば結果はついてくると思います」と、まだまだ逆転の望みは捨てていない。昨日に続いて今日も公式会見が行われたが、昨日よりも多くの現地メディアが参席。宮里に対する注目は、現地でも日を追うごとに高まっている。

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