2026年 BMW女子選手権

吉田優利は釜山経由で独自ルート 「遠いけど、絶対無理な位置じゃない」3年目のターゲット

2026/10/22 06:51
吉田優利は過酷な連戦を独自ルートで乗り切る

◇米国女子◇BMW女子選手権 事前(21日)◇パインビーチGL(韓国)◇6784yd(パー72)

本大会のコースがパインビーチGLに変わった前年から、秋のアジアシリーズ前半2連戦は過酷な移動との闘いにもなった。朝鮮半島の南西端にあるヘナム郡から比較的近い務安空港は、2024年12月に発生した航空機事故の影響で再開が見通せないまま。中国から仁川空港に移動し、5時間を超える“バス旅”がことしもメインルートになった。

前年に経験している吉田優利は、仁川ではなく釜山に飛んだ。今回は行き先を変えてもツアーのサポートを受けられるため、少しでも南にある空港を選んだ形。手配した大型のハイヤーに自分のペースで乗り込み、丁寧な運転で3時間半ほど(それでも3時間半はかかる…)の道のりも比較的快適だったようだ。

“タイパ”へのこだわりもにじむ独自ルートから、今季3度目のトップ10入りとなった前週10位の流れをつないでいきたい。43位につける年間ポイントレースは、3年目の米ツアーでキャリアハイとなることが確実。今季実績で来季の「全米女子オープン」出場権につながるランク30位以内でのシーズンフィニッシュまで目線を上げる。

「ちょっと遠いなっていうのはありますけど、でも絶対ムリっていう位置じゃないと思う。アジアでどれだけ(上に)行けるかにかかってるのかなって。それによって、『アニカ』の戦い方も変わるんじゃないかと思います」。今週を含めた残り5試合で唯一、予選カットのある「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」(11月12日~/フロリダ州ペリカンGC)でジャンプアップを狙わざるを得ない状況を避けることがアジアシリーズの理想でもある。

予選落ちがないからこそ、気をつけていることもある。「ショットを良くしていかないと、(悪い状態でも)4日間回らないといけないので、苦しくなっていっちゃうんですよね。悪いショットに合わせて、身体とかスイングも変わってきちゃう」。ティショットをフェアウェイに置き、パーオンを重ねるシンプルな組み立てがリズムを生み、心身の疲弊を避けるポイント。雨風や寒さへの対応が求められそうな今週も徹底する。(韓国・ヘナム郡/亀山泰宏)

2026年 BMW女子選手権