2026年 全米女子プロ

悲劇の空振り“トリ”にもめげず 渋野日向子はアンダーパー発進「後半すごくいいプレー」

2026/06/26 06:36
渋野日向子はまさかのトリプルボギーもありながらアンダーパー

◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日(25日)◇ヘーゼルティン・ナショナルGC (ミネソタ州)◇6760yd(パー72)

練習中に霧が立ち込めるほどグッと冷え込んだ早朝のティオフで、渋野日向子は出だし2連続バーディを先行した。いずれも思い切って打っていきづらい下りのミドルパット。ストロークは緩むことなく、しっかりとタッチを合わせてラインに乗せるパッティングにテンションも上がった。

好調だったショットで少し力みが出た

ラフを渡り歩いた3ホール目の12番でボギーをたたいた後、「16番の悲劇ね…」とバツが悪そうに振り返るトラブルに見舞われた。右から風が吹く打ち下ろしのティショットで、比較的近い左のクリーク(小川)を嫌がって右に大きくミス。1罰打を科した後の3打目もグリーンを狙えず、4オン2パット…となるはずだった。

しかし、タップインで入れようとしたダブルボギーパットが「空振っちゃったような感じ。ちょっと触れて(ほとんど動かず)戻ってきた感じ。もう、これは“打つ意思”があったので」。まさかのトリプルボギーを喫した。

16番は右に飛び出したティショットからトラブル

それでも崩れなかったのは、奥に突っ込んでしまった17番(パー3)で3m近いパーパットを決めきれたことがひとつ。加えて、キャディを務める田谷美香子マネジャーの言葉に救われたという。「落ち込みはしましたけど、隣にいる人がささやいてくれた。『生きていたら、こういうこともあるから』って。何とか“無言で”前を向けました」と感謝する。

18番も20mほどのロングパットを2打で切り抜けると、折り返して3番(パー5)で3m超の下りを決めきるバーディを奪って反撃を開始した。7番(パー5)はPWの3打目が当たりこそ良くなかったが、結果的に貴重な上りのラインとなる6mの好機を演出。「あれは“カチコミ”ましたよ」と気持ちが入った強めのタッチに苦笑しつつ、しっかりラインに乗ったボールがカップに消えた。

8番(パー3)では池が気になるシビアな右ピンを無理に狙わず、左サイドを広く使うティショットから2パットのパー。最終9番は残り172ydから5UTで6mにつけるバーディで締めくくった。

パッティングが粘り強いプレーを支えた

開幕前に状態の良さを感じていたショットが気持ちよく打てなくても、グリーン上で必死にカバーして1アンダー「71」でまとめた18ホール。「後半はすごくいいプレー」と力強くうなずいた後、「とりあえずはね、まあ、トリ打ったわりには良かったでしょう…」。徐々に小さくなっていったつぶやきには16番のミスを猛省しつつ、2日目につながるアンダーパーのプレーに対する心からの安堵がにじんだ。(ミネソタ州チャスカ/亀山泰宏)

必死に出遅れを回避

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