アニカが前人未到の記録に挑む!全英女子選手コメント
03年の「ウィータビックス全英女子オープン」優勝でキャリア・グランドスラムを達成したアニカ・ソレンスタム。もし今週アニカが連覇を達成すると、現代の4大メジャーすべての連覇を達成した唯一のプレーヤーになる。アニカは「全米女子オープン」を95、96年に、「クラフトナビスコ選手権」は01、02年に、「マクドナルド全米女子プロゴルフ選手権」は03、04年と連覇を達成してきている。
アニカが成し遂げようとしている偉業に前例はある。35年のキャリアで通算82勝を挙げ、1980年に引退したミッキー・ライト。彼女は50年代後半から60年前半まで、同様に4大大会を連覇しているが当時は「全英女子オープン」はメジャー大会に含まれていなかった。
アニカ・ソレンスタム
「それは考えないようにしています。自分にあまりプレッシャーもかけたくないし・・・でもここでの勝利が何を意味するのかは分かってます。
「幼い頃からテレビ観戦してきていた憧れのメジャーです。もちろん特別な大会ですよ。それに私はもともとリンクスのコースが好きなんです」
メジャー優勝4回を誇る朴セリ。そのうち一つが3年前同じサニングデールで開催された「全英女子オープン」だった。
朴セリ
「ここに戻って来ると、良い思い出が甦ってきて自信が沸いてきます。ここ数週間のプレーからの疲れやストレスはありますが、サニングデールに着いた途端リラックスできましたし、自然に笑顔になるんです」
世界中で66勝を誇るイギリス出身のローラ・デービース。うち4つがメジャー・タイトル。しかし一番欲しい「全英女子オープン」では最高成績が4位タイ(94年)と今まで手中にできていない。
ローラ・デービース
「イギリス出身ですしね。もちろん世界的に素晴らしい大会は沢山ありますが、やはりイギリス人としてNo.1を選ぶとしたら『全英女子オープン』ですよ。毎回全英女子は素晴らしいコースで開催されます。今回のサニングデールも最高級です。私はここから10分のところに住んでいるんです。何度もプレーしたコースですし、実は最初のアマチュア優勝もここでした」
ジュリー・インクスターはメジャー7勝、メグ・マローンはメジャー4勝という輝かしい実績があるが、どちらも「全英女子オープン」を優勝できずにいる。マローンの最高成績は2位タイ(00年)、インクスターは10位タイ(2000年)。
メグ・マローン
「もし勝てたとしたら最高ですよ。男子の『全英オープン』をずっと見て育ってきました。女子にも全英がメジャーになってくれて本当に喜んでいます。最高のチャレンジです。自分達が育った環境とまったく違うゴルフコースですから楽しいです」
ジュリー・インクスター
「ショットが調子良いので自分への期待はあります。コースは最高の出来栄えですし、天候も最高ですから。全英ではなぜか苦戦を強いられていますが、なんとか踏ん張って日曜日の午後には優勝争いしていたいですね」
今季のメジャー最終戦で、メジャー通算6勝を誇るカーリー・ウェブの姿が見れないのは残念だ。先週の「エビアンマスターズ」から続けて欠場。プレイベートな問題を処理するため、母国オーストラリアに帰国しているとのこと。今のところ、いつツアーに復帰するかは明らかにされていない。
日本人では初海外メジャーに挑む宮里藍の動向に注目したい。主催者側の注目度も高く、今年の「クラフトナビスコ選手権」を制しているグレース朴と同組に入った。