米国女子ツアー

「ゴルフを楽しみます」ドティ・ペッパー涙の引退宣言

2004/07/02 09:00

「全米女子オープン」初日、38歳のドティ・ペッパーが引退宣言をした。この5、6年、手首、肩、腰、首のケガに悩み、常にどこかに痛みを抱えながらプレーしていた。遂に現役続行を断念し、涙ながらに引退決意を語った。

ドティ・ペッパー

「この決断は何度願いながら、考え直しながら出したことか。でももう引退しか道がないんです。いつかこの日が来てしまうと分かっていましたけれど、いつ心を決めるかが一番辛かった。でももう体が限界だって悲鳴をあげているんです。どうしようもないんですよ。体が壊れてしまって、いくら心が強く願ってもどうにもならない。ですから悲観的にはならずに、今まで出来ていたことを感謝し、今もまだあるものに感謝しつつ前に進むしかありません。ゴルフをこれからは仕事ではなく遊びとして、趣味として楽しんでいくしかありません。これからは自分を痛みつけながらプレーを続け、夜中まで痛みに苦しむことはなくなります。これからはゴルフを楽しみますよ」

ドティ・ペッパーはスポンサーとすでに参戦確約している試合が数試合残っているため、今季はあと6試合ほど参戦するという。