米国女子ツアー

ミシェル・ウィ、最終ホールのプレッシャーに勝てず

2004/06/28 09:00

第28回「全米女子アマチュアパブリンクス選手権」、決勝に駒を進めたのは14歳のミッシェル・ウィと15歳のヤ・ニ・ツェン。出だし4ホールでツェンが2upとリードしたが、ミシェルが7、8番を勝ちオールイーブンに戻した後、9番のバーディで1upと逆転した。その後は、ミッシェルの勢いが優り14番までには4upと大きくリード。しかしツェンも譲らず、15番、18番でのバーディで2downにまで戻し、後半18ホールに望みをつないだ。

午後の後半18ホールでプレッシャーという最大の敵が牙をむき出した。その餌食となったのはミッシェルの方。21番ホールでのツェンのバーディでついに1downに追いつかれたミッシェル。強敵とプレッシャーの両方と戦いながら、ミッシェルは再び2upにまで戻すが、30番ホールと32番ホールでのツェンのバーディで、残り4ホールの時点でついにオールスクエアとなってしまう。

ミッシェルは33番ホールで貴重なパーセーブで1upとするが、続く34番ホールで3パット・ボギーを叩いてしまう。結果、オールスクエアのまま最終36番ホールに突入。両者にバーディチャンスが訪れるが、ミッシェルのバーディパットはわずかひと転がりショート。一方のツェンはキチリと沈めて、「全米女子アマチュアパブリンクス選手権」のタイトルを手にした。

ヤ・ニ・ツェン
「嬉しいです。ミッシェル・ウィのような素晴らしい選手と戦えて、そして勝てたことが本当に嬉しいです」

ミッシェル・ウィ
「すごく悔しいです。とても勝ちたい試合でしたから。それに勝てていたはずでした。でも結果は違いました。悔しいですが、仕方ないですね」