米国女子ツアー

ミッシェル・ウィが大学でプレーするならどっち?

2004/02/20 09:00

若干14歳の天才、ミッシェル・ウィはカレッジゴルフでプレーするのだろうか。PGAのソニー・オープンで男性プレイヤーと渡り合ったあとのホノルルでは、さらにこんな声も聞かれる。彼女がカレッジゴルフでプレーするとしたら、女性チーム、男性チームどちらでやるのが妥当なのか。NCAAのルールで、コーチは大学入学以前の選手について発言することは禁じられているが、女性の男性チームへの参加の有無は『テーラーメイド』(ワイコロア)で議論のトピックとなった。

「かなりすごいんだ。女性が男性チームでプレーすることなんてこれまでは考えたこともなかったよ」とスタンフォードの男性チームコーチのジェフ・ミッチェルは言う。「とても面白いことになると思う。こんなことが起こるスポーツはゴルフの他にあまりない」。USCのコーチ、カート・シュエットは一方、「個人的には女性が男性チームでプレーすることは間違っていると思う。しかしルールで許されているのならば、起こりえることだ。積極的に女性を入れようとは自分はしないがね。まず、それは組織に摩擦を起こしかねない」と批判的。女性チームのないジョージアテック大学のコーチ、ブルース・ヘップラーは「女性チームのある大学でプレーするのはとても難しいことだと思う」という。

ウィもその点は同意しており、「女性のためのプログラムがあって、男性プレーヤーのコーチが女性をリクルートするような組織は嫌だ」と続ける。「だがそういうことがもしあるなら、そのプレーヤーはチームのレベルを上げることができるのか、そしてその女性ゴルファーに何か良い効果があるのか、ということは最低問われるべきだ」。ウィ自身はスタンフォードに行きたいとは言っている。しかし多くは、もし彼女が今のように男性女性のトップレベルのプロイベントでプレーし続けるなら、彼女はカレッジゴルフを飛び越えて進むだろうと考えている。

Golfweek