米ツアー参戦をかけた6日間の戦い 西郷真央、吉田優利、馬場咲希が挑戦
◇米国女子◇Qシリーズ 事前情報◇マグノリアグローブGC(アラバマ州)◇クロッシングコース(パー72)、フォールズコース(パー71)
米国女子ツアーの2024年シーズン出場権を懸けた最終予選会(Qシリーズ)が30日(木)に開幕する。今季のレギュラーツアーでシード獲得を逃した選手、世界ランキング上位者、10月の2次予選会(クオリファイイングトーナメント・ステージII)通過者らが参加。日本勢は吉田優利、西郷真央、馬場咲希が挑戦する。
6日間108ホールと長丁場のストロークプレー。フィールドの全104人が2コースを回る4日間72ホール終了時点で予選カットを設ける。最後の36ホールはクロッシングコースだけで行われる。
最終順位によって来季の出場優先順位が決まる。上位20位タイまでの選手が、出場試合数が限定的な「カテゴリー14」の資格を獲得。2週に渡って8日間144ホールで争われた昨年は勝みなみが5位で、一昨年は古江彩佳(7位)と渋野日向子(20位)が同カテゴリーでツアー入りした。
21位から45位タイまでの選手は「カテゴリー15」に入る。昨年24位で終えた西村優菜は同資格で23年シーズンを迎え、来季のフルシード獲得に至った。通過できなかった選手も下部エプソンツアーのメンバーシップを得る。
西郷は世界ランキング75位以内の資格で1次、2次予選会(ステージI、II)を免除され、最終から登場。11月の「伊藤園レディス」で1年半ぶりに優勝、翌週の「大王製紙エリエールレディス」では2位に入った。前週はツアーを欠場し最終調整を施してきた。同じく世界ランク上位者の資格でエントリーした吉田は、国内ツアーのシーズン最終戦「リコーカップ」からの連戦をこなす。
18歳の馬場はフロリダ州での2次予選会を15位で通過した。11月にはJLPGAの最終プロテストに合格。日程が重複する国内ツアーの予選会を蹴って米国挑戦を選んだ。ルーキーイヤーの職場をかけた戦いが始まる。