古江彩佳は3連続バーディで「68」 “ピンクパンサー”は日本のお菓子好き
◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 初日(9日)◇シービュー ベイコース (ニュージャージー州)◇6190yd(パー71)
午後1時52分に10番ティからスタートした古江彩佳は出だしからバーディが先行。「68」で回り、トップと4打差の3アンダー13位で滑り出した。
ハイライトは前半終わりの3ホール。ティショットでフェアウェイをとらえた16番はアイアンで1m弱につけてバーディ。続く17番(パー3)は50度でピン手前2m弱につけてスコアを伸ばし、18番(パー5)もバーディを奪って3連続とした。
「16番はたまたまちょうど良い距離だったので、それを真っすぐに打とうって」。リーズ湾に面したリンクススタイルのコースとあって、グリーンはファーストバウンドで大きく跳ねてピンに絡められないシーンが目立った。「10ydとか、その距離によってだけどキャリーも計算しながらやっていました」と振り返った。
後半はパーパットがカップをクルリと回って入る場面もあり、パープレーも及第点とする。「(短いパットは)強めに打ちたいところだけど、それを思い切ってはしにくい。強すぎてカップを過ぎちゃうとどこまで行くか分からないグリーン。難しいです」
昨年7月「スコットランド女子オープン」以来となるツアー2勝目を目指すが、「あした次第でトップとの差がどうなるか。あしたはあしたで頑張れれば」と冷静に目を向けた。
この日はカリフォルニア州出身のスター、ポーラ・クリーマーと同組ラウンド。多くのギャラリーから熱視線が送られた。ピンク好きで“ピンクパンサー”の愛称で親しまれる36歳と一緒の組で回るのは今回が初めてだ。
「日本のお菓子が好きみたいで。何か持ってきているの?って聞かれたけど、『持ってきてないです。ライスボール(おにぎり)だけ持っていますー』って」。日本ツアー2勝のクリーマーとの会話も弾んだ。(ニュージャージー州ギャロウェイ/石井操)