米国女子ツアー

ミッシェル・ウィが米国女子開幕戦を参加で悩む理由とは?

2006/01/20 09:00

2006年度米国女子ツアー開幕戦は、2月16日から18日までハワイ・オアフ島のタートルベイリゾートで行なわれる。冠スポンサーとなるSBSは韓国のテレビ局で今年が第2回大会。韓国の日曜日に最終日が放送されるように現地時間で土曜日が最終日となる設定になっている。

昨年この大会で見事2位に入っている地元のミッシェル・ウィが間違いなく参戦と誰もが思っていたが、1月19日現在まだウィの出場は決まっていない。また現地新聞、ホノルルアドバタイザーによるとウィはこの大会欠場するかもしれないと報じている。

昨年10月プロ転向を表明したウィはプロ登録だが、まだ米国女子ゴルフ(USLPGA)ツアーのメンバーではない。過去に例外はあるが、基本的に18歳未満の選手をツアーメンバーとして認めていない協会だが、ツアーメンバーでないとシーズンを通して出場できる大会は6試合と全米・全英両女子オープンの8試合までとなっている。ツアー競技の6試合ではメジャー競技の全米女子プロ選手権とクラフトナビスコ選手権、そしてSBSの翌週に行なわれるフィールズオープン、エビアンマスターズなどに参加を予定しているウィにとって残りの選択は2試合のみとなっている。

地元である3日間競技だが大会は木曜日から始まるため、プナホー高校2年生のウィとしては学業の方の時間も大切だ。アメリカの夏休みは5月末から8月までと長いため、この時期に男子ツアー参戦や他のLPGA試合にチャレンジする可能性もある。

一昨年は全米ゴルフ協会が、ウィに全米女子オープン出場の特別推薦枠が渡され、昨年はこれまでプロゴルファーのみが参加となっていた全米女子プロ選手権に特別枠が作られ、2位に入ったウィだが、今年はプロに転向したウィのために、また新しい規定が作られるかもしれない?と予想するゴルフファンやメディアも多い。