米国女子ツアー

人生で最も気を張る瞬間 2022年ベストショット3選【和田慎太郎】

2022/12/31 12:10

コロナ禍を経て、徐々に日常を取り戻した2022年。国内外とも主要ツアーは一部を除き、スケジュール通りに開催された。緑の芝を闊歩(かっぽ)し、暑さ寒さ、風に雨と自然とも闘ってきたフォトグラファーたちが切り取ってきた光と影。その一瞬にスポットライトを当てる。GDOとともに旅を続けたプロフェッショナルが選んだ今年の3枚。最終回は和田慎太郎カメラマン編。

<ショップライトLPGAクラシックby Acer 初日 渋野日向子>

イーブンまで戻してキャディとグータッチ

10年ほど前、20代の時に一度訪れたことがある試合。以前と変わらぬコースやクラブハウスの雰囲気に何か懐かしさを感じながら取材していました。

中でも18番グリーンの脇に立つこのテントの横に新たな世代の選手たちが立っている姿が感慨深い一枚です。

< KPMG全米女子プロゴルフ選手権 最終日 チョン・インジ>

優勝の瞬間に涙がこぼれた

2022年、後悔があるとしたら藤田さいき選手の復活優勝の瞬間を撮影できなかったこと。復活や久々の、なんて言われるシーンが本当に大好きです。

その瞬間に立ち会えるこの仕事には感謝に尽きます。

<全米オープン 3日目 松山英樹>

怒りを、、、堪えた。

人生で一番気を張る瞬間。選手たちの目の前で撮影しているその瞬間に変な動きでもして試合を止めてしまわぬよう、最善を尽くして撮影しています。

ですから、この瞬間が人生で一番気を張っている瞬間。