2022年 CMEグループ ツアー選手権

パー5で痛恨の2ボギー 畑岡奈紗が悔やむミスの“共通点”

2022/11/20 10:03
「71」と伸ばしきれず、7位に後退

◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 3日目(19日)◇ティブロンGC ゴールドコース(フロリダ州)◇6556yd(パー72)

6打差3位から最終組の1組前を回った畑岡奈紗は出だし3ホールで2バーディと最高のスタートを切った。首位のリディア・コー(ニュージーランド)が2番でボギーを喫し、一気に背中をとらえそうな気配すら漂った。

状況が一変したのは6番(パー5)。1Wショットは左後方からの突風にもあおられたように、右サイドの木にくっついた。セカンドは横に出すだけとなり、チャンスホールで痛恨のボギーをたたいた。

「そこからなかなかバーディが来なかった」と振り返る中、後半14番(パー5)で3番以来のバーディを奪取。続く15番はグリーン右からユーティリティの寄せが5mほどオーバーするピンチを迎えながら、パーパットをねじ込んで力強くこぶしを握った。

15番のパーセーブで食らいついたが…

やはりバーディが欲しい17番も、6番同様に左後方から風を受けながらの1Wショットが大きく右へ飛んだ。赤杭を越えたボールを見つけることはできたが打てず、この日2つのボギーをいずれもパー5で喫した。

「今なかなかティショットがつかまらない状況で、左からの風だと余計に右に流される。左には行かないと信じて振り切れたらいいんですけど…」。スイングを変える取り組みで飛距離が伸びていることもあり、右サイドのハザードが近い17番では一年前に比べて狙いどころがシビアになっていることも確か。それを踏まえても、「ああいうホールでしっかりフェアウェイキープできないと、チャンスにつけられない」と悔しがった。

風の読みも難しかった

「71」にとどまり、通算8アンダー7位に後退。トップ2人との差は7打に開き、1ストローク及ばなかった昨年大会のリベンジは厳しい状況に追い込まれた。「自分で伸ばして、悔いなく終われるように頑張りたい」。2022年のラストプレーで完全燃焼を誓った。(フロリダ州ネープルズ/亀山泰宏)

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