「悔しくて」 古江彩佳が意地のバーディ締めでアンダーパー
2022/10/01 10:17
◇米国女子◇ボランティア・オブ・アメリカクラシック 2日目(30日)◇オールドアメリカGC (テキサス州)◇6475yd(パー71)
前半は9ホールパーを重ねて耐えきったが、後半に入ると交互に来るバーディボギーに古江彩佳のフラストレーションのゲージが上がっていった。「ずっと出たり入ったりしているのが悔しくて」と欲しかったあと一打は、最後の最後でしっかり回収した。
初日をボギーなしの2アンダーで回ったが、この日はスタートからピンチが来た。左足下がりのライが気になり、ミスショットになった第2打がグリーン手前のバンカーへ。3打目でグリーンに乗せたが微妙な距離のパーパットが残った。
きのうの“ボギーなし”のスコアカードが頭をよぎる。「いきなりボギーを打つのはイヤだな」と気を引き締めて打ったパーパットはカップイン。ボギーを打たずに前半9ホールをしのいだが、後半は14番までで2バーディ、2ボギーと出入りが続いた。
イーブンパーで迎えた最終ホールは、なんとしてもひとつ欲しい。「きょうは気合が入っていました」と、フェアウェイからグリーンを狙った第2打で握ったのは8I。残り160ydから数十センチにつけてバーディ締め、3バーディ、2ボギーの「70」とアンダーパーで締めくくった。
もともとスコアはあまり意識しないが、「+」で終えるのは不満が残る。これで2週前の「ポートランドクラシック」から9ラウンド続けてオーバーパーは打っていない。「まずはアンダーで回れたのがうれしいです」と、納得の予選ラウンドを終えて週末に向かう。(テキサス州ザ・コロニー/谷口愛純)