米国女子ツアー

全米女子オープン、日本人選手のギアセッティング

2007/06/28 09:00
距離を克服し上位進出を目指す宮里藍

今週、「全米女子オープン」が開催されるパインニードルス・ロッジ&ゴルフクラブは、6,664ヤード(日によって5番パー3の距離が変わる為、短い時は6,644ヤード)と女子トーナメントが開催されるコースとしては、比較的距離の長いセッティングとなっている。

特にパー4が長く、2番450ヤード、17番440ヤードと、第2打でウッドが要求されるホールも多い。左ドッグレッグの17番は、ティショットを右に打つとさらにピンが遠くなり、火曜日の練習日には宮里藍が第2打を3Wで打ったものの、グリーン手前まで運ぶのがやっとだった。

そんなコースに対応する為、日本人の各選手はクラブセッティングに気を遣っている。

宮里は「U5から3Wまで全部使うから、明日の朝ピンポジションを確認してから決める」と言うものの、普段は3本入れているユーティリティ(3,4,5)の内、U5を抜いて代わりに5Wを入れる事になりそうだ。

大山志保の新兵器(U2)を手にするコーチのジェイ・ユーン氏

大山志保は、「ウッドより得意」というユーティリティを増やし、今週急遽作ってもらったというU2(16度)を5Wの代わりに使う予定。実戦投入は初めてというU2だが、練習ラウンドではフィーリングも良く、「いい感じでした」と笑顔を見せた。

また、飛距離ではアメリカ勢にも引けをとらない横峯は、日本でも時折使うセッティングで、U4か5Iのどちらを入れるかという選択になりそうだ。

<各選手の予想セッティング>
宮里藍
1W、3W、5W、U3、U4、5I-PW、AW、SW、パター
大山志保
1W、3W、2U、U3、U4、5I-PW、AW、SW、パター
横峯さくら
1W、3W、5W、U3、U4、6I-PW、PW、AW、SW、パター