関心事は海の向こう？ 渋野日向子は下部ツアー初出場の妹へ「勉強して楽しんで」

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 事前（7日）◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd（パー72）

次週「ポートランドクラシック」（15日～／オレゴン州コロンビアエッジウォーターCC）に出場する渋野日向子だが、「自分の試合より気になっちゃう（笑）」と冗談めかす“一大イベント”が地元・岡山で行われる。

16日から東児が丘マリンヒルズGCで開催されるステップアップツアー「山陽新聞レディースカップ」に妹でアマチュアの渋野暉璃子（きりこ、明治大）が出場。姉妹タッグでインドネシアに飛んだ8月の「シモーネ アジアパシフィックカップ」が初めてのプロトーナメントだった妹にとって、下部とはいえ国内ツアー競技初参戦となる。

インドネシアから帰国後に舞い込んだという推薦出場のオファー。姉としては、「出られるのなら出てみたい」と前のめりに反応した妹の姿勢も何だかうれしい様子。自身も中学1年のときに初出場したトーナメントでもある。「いつも行ってる練習場のおじちゃんたちがすごく応援に来てくれてメチャクチャ楽しかった」としつつ、プロのレベルや雰囲気に圧倒された部分が大きいとも振り返る。

「たぶん、あの人のメンタルだったら、大丈夫だと思う。緊張しない。あれはすごいっすね」と笑い、「地元だし、いい経験になると思う。しっかり勉強して、楽しんでやってくれたら」。妹が新たに踏み出す一歩を、海の向こうから温かく見守る。（オハイオ州シンシナティ／亀山泰宏）