4日連続アンダーパーも…古江彩佳「打っても打ってもオーバーできない」
2022/09/05 08:35
◇米国女子◇Danaオープン by マラソン 最終日(4日)◇ハイランドメドウズGC(オハイオ州)◇6598yd(パー71)
スタートからタップインで2パットのパーとするホールが続いても、古江彩佳の不満は募っていたという。雨で一気に重くなったグリーン。スピードの変化には順応しているように映っても、「もうちょっと強めのタッチで、しっかりバーディトライをしたかった。なかなか打っても打ってもオーバーできない、というのが今日は多かった」と振り返る。外れたときにカップをオーバーする距離が、明らかに足りていなかった。
ショットの距離感も探り探りだった。水を含んでソフトになっているグリーンコンディションは頭に入っていたが、「それをどこまで信じていいかというのが最初は分からなくて…」。プリファードライの適用でフェアウェイのボールをキレイにすることはできたものの、どれくらいスピン量が落ちるか把握するのに時間がかかった。
「ちょっとスロースタートになった」展開から初めてのバーディは7番(パー5)。しかし、折り返しの9番でボギーを喫し、後半13番は厄介なバンカーにつかまってスコアを落とした。16番で残り128ydから9番アイアンでベタピンのショットを披露して2連続バーディを奪ったのは意地だった。
通算9アンダー29位でのフィニッシュ。4日間アンダーパーをそろえるこの日の「70」にも、「ちょっとパッとしないようなゴルフ。もうちょっとバーディが欲しかった」と貪欲に話す。7月に初優勝を経験し、さらに飛躍を狙うシーズン終盤戦。「(まずは)全部、予選通過を目指して、(そこから)上位で争っていけるように」。上だけを見て、ルーキーシーズンを駆け抜けていく。(オハイオ州シルバニア/亀山泰宏)