「完璧でした」古江彩佳は最後に会心の一打
2022/09/02 11:26
◇米国女子◇Danaオープン by マラソン 初日(1日)◇ハイランドメドウズGC(オハイオ州)◇6598yd(パー71)
後半、古江彩佳はバーディ直後の16番でボギーを喫した。セカンドがせり出た枝に当たって落とされ、ラフからうまく寄せたが1.5mのパーパットを決めきれなかった。肩を落としかねない場面でも、パー5が続く17番と18番へ気持ちを切り替えた。
キャディのマイク・スコットさんに「最後はバーディ、バーディで」と宣言した通りの集中力を発揮。17番で下り4mをねじ込んでバウンスバックを決めると、18番のセカンドは「完璧でした」と笑顔がはじける最高のショットが出た。残り229ydから3Wを強振。狙い通りに手前の段をキャリーで越え、ピン上5mほどに絡めた。イーグルパットは惜しくも外れたが、バーディ締めで首位と3打差の3アンダー18位。笹生優花と並ぶ日本勢最上位でのスタートとなった。
2番(パー3)のボギー先行で「ちょっとヤバいかな」と冷や汗をかきながらの見事なカムバック。我慢の展開となった中盤11番でボギーをたたくと、新しいボールに替えて気持ちをリフレッシュするなど、自分をコントロールする術にも長けている。
「ボチボチだと思います。3打差なので、また追いついていけるように。落ち着きながらも上を目指していけたら」と上位争いに加わっていく。(オハイオ州シルバニア/亀山泰宏)