2022年 CP女子オープン

「悪いところも直せば伸びしろ」 古江彩佳の思考メソッド

2022/08/29 12:22
1Wショットは納得の内容

◇米国女子◇CP女子オープン 最終日(28日)◇オタワ・ハント&GC (カナダ)◇6546yd(パー71)

古江彩佳は2バーディ、3ボギーの「72」で今週初のオーバーパーとなり、通算6アンダー45位でフィニッシュした。

90位→57位→25位と徐々に順位を上げて迎えた最終日は1番でグリーン右に外しながら、しぶとくパーセーブ。いきなり持ち前のディフェンス力を発揮したが、6番(パー5)でボギーが先行した。後半11番、14番と2つ奪ったバーディの直後にいずれもボギーを喫する展開。「自分の外すところが悪かったり、そんなに悪くないショットがちょっとラフに入ってライもすごい沈んでいて…というのもあった。もったいなかった」と悔やんだ。

グリーンスピードの変化に苦しんだ

少しスピードが上がったというグリーンへの対応に手を焼き、「下りをキレイに打っちゃうとサーッと行っちゃうのが怖くて、ショートっていうのが多かったかな」。後半15番(パー3)も長い下りをショートしての3パットボギーだった。

それでも、「AIG女子オープン」(全英女子)以来となる3週ぶりの試合で4日間戦えたことを前向きに捉える。実戦だからこそ見えてくる課題についても「悪いところがある分、直せば“伸びしろ”があるとポジティブに考えたい」というのが22歳のたくましい思考法だ。

初めてのカナダで4日間を戦った

連戦を好み、試合の中で自らの状態を確認しながら仕上げていくのがスタイル。日米8勝のうち、連戦でなかったのはアマチュアとして最初の一歩を刻んだ2019年「富士通レディース」だけとなっている。プレーを終えると、この日の内にオハイオ州へ移動。「自信を持ったショット、自分のプレーができるように頑張りたい」と、6月以来となる米国での戦いに臨む。(カナダ・オンタリオ州オタワ/亀山泰宏)

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