2022年 アムンディ エビアン選手権

成長実感を悔しさが上回る 前年4位の古江彩佳は「もう少し伸ばしたかった」

2022/07/25 09:00
2日目、3日目でもっと伸ばしたかった

◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 最終日(24日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71)

前年4位で終え、海外参戦のきっかけになった試合に1年ぶりに戻って来た古江彩佳は通算10アンダー19位で戦いの幕を下ろした。

3番で3m弱のバーディを沈めて序盤は順調にスコアを伸ばしていたが、後半12番から2連続ボギーを喫するなど「68」でホールアウト。「3番みたいにショットが(チャンスに)つけられたときは決められたけど、それ以外にショットでつけることが少なかった。パターは良かったけど、入らなかったのは仕方がないかな」

最終ラウンドのプレー自体には及第点をつけられたが、初日を首位で滑り出しただけに「もう少し伸ばしたかった」と後退した2日目、3日目に悔しさをにじませた。

ティオフ前のショット練習ではよくないショットもありながらラウンド中に修正していった

前回大会はスポット参戦の立場で出場したが、昨年末の予選会を経て今シーズンはツアーメンバーとして臨んでいる。試合を重ねるごとに経験を積み、「落ち着いてはいられている。(ただ)去年は気楽にできている部分はあったかな」と振り返った。

成長への実感より悔しさが勝るのは「(今季は)上位争いができていないという感覚もある。去年良かった分、(今大会で)頑張りたいなというのはあった」から。今季はこれまで予選落ちが2試合のみとカットラインはクリアしているが、上位で争った回数は少ない。「また集中して、楽しんでプレーして上位争いが出来るようにしたいです」

最終日のプレー自体は「よかった」。首位に立てるポテンシャルを見せたのも一つの成長

次週は英国に舞台を移し、スコットランドでの2連戦に臨む。リンクス特有の硬いフェアウェイを「どこまで転がるんだろう…って感じはあると思いますけど、そこも計算をしたいなと思います」と警戒した。(フランス・エビアン/石井操)

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