2022年 全米女子プロ

パット苦戦もショット安定 笹生優花が“久々”上位スタート

2022/06/24 12:14
1Wショットの安定が大きなプラス材料

◇海外女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 初日(23日)◇コングレッショナルCC(メリーランド州)◇6894yd(パー72)

笹生優花が3バーディ、3ボギーの「72」で回り、イーブンパー15位で今季メジャー第3戦を滑り出した。ディフェンディングチャンピオンとして臨み、初日133位から巻き返せずに予選落ちとなった3週前の「全米女子オープン」をはじめ、ここ最近はいきなり大きく出遅れる傾向があった中でのスタート。20位以内で2日目を迎えるのは、3位に入った1月「ゲインブリッジLPGA」以来となった。

全米女子オープンでは右にも左にもミスが出て苦しんだティショットが安定し、フェアウェイキープ失敗は2ホールだけ。持ち味の飛距離も生きた。

グリーン上で悔しがる場面が目立った

「いいショットもありながら、もう少しパターが入ってくれたらなという感じでした」と悔しさをにじませたグリーン上。午前中まで降った雨でソフトになったグリーンは、午後組の笹生が回る前をすでに多くの選手がプレー。「難しくないことはなかったですけど、スパイク跡は直せるので。そんなに気にしていなかったです」

まずは3試合ぶりの予選通過を目指す

チョン・インジ(韓国)が8アンダーで抜け出す形とはなったが、2位グループとは3打差。「スタートとしては、まあまあじゃないかなと思う。(上との差ではなく)自分のことを考えて、マイペースでまずは予選通過をしたい」と淡々。直近4試合で予選落ちが3度を数えるだけに、まずは手堅く週末の切符を確保しにいく。(メリーランド州ベセスダ/亀山泰宏)

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