2022年 マイヤーLPGAクラシック

不完全燃焼の畑岡奈紗「全部悪かったわけじゃない」

2022/06/20 09:52
最終日は「70」と伸ばし切れず

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック 最終日(19日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)

トータル20アンダーを優勝争いの目安に掲げて乗り込んだ畑岡奈紗だったが、ノーボギーで回った2日目を除いて先にスコアを落とす展開が続いた。「ホントにそこですね。最低でも1日5つずつくらい伸ばさないとノーチャンス。ひとつふたつのボギーはしょうがないにしても、そこ(大きく伸ばすこと)ができなかったのが残念ですね」。上がり2連続バーディの最終日も「70」と伸ばし切れず、悔しさがにじんだ。

パッティングとラフからのアプローチで苦しんだ一週間。反省はしても、引きずることはない。今季メジャー第3戦「KPMG全米女子プロ選手権」(メリーランド州コングレッショナルCC)の開幕は4日後に迫っている。

ショットの状態は上向き

「全部が全部、悪かったわけでもない」とポジティブになれるのは、ショット面での前進を感じられているからだ。大会前に2週のオープンウィークを挟んだ「全米女子オープン」は、自分の中でスイングの課題意識が大きいまま初日のティオフを迎えた。「この2週間、だいぶ(スイングの動きではなく)球筋の方を意識してできるようにはなってきたかな」。その全米女子オープンから休まず連戦を組む中での変化を挙げる。

全米女子プロではプレーオフの経験も。「思い出もある。早く勝てるように」

「今週はどちらかというと、ミスの方向が一方向。“右め”が多かった。先週は右も左も両方出ていて、なかなかゲームの組み立てが難しかった。一方向になってくれば、練習場でも直しやすい。全体的な調子は春先に比べて上がってきていると思うので、自信を持って来週頑張れたら」。日曜日のうちに移動し、20日(月)から会場での調整をスタートする。(ミシガン州ベルモント/亀山泰宏)

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