「家にこもっていても退屈だから」 リンシコムが妊娠7カ月で優勝争い
2022/06/13 11:46
◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 最終日(12日)◇シービュー・ア・ドルチェホテル (ニュージャージー州)◇6190yd(パー71)
「ナサについていければ、上出来だと思っていた」と、2011年チャンピオンはふっくらしたおなかを抱えて笑う。妊娠7カ月で参戦したブリタニー・リンシコムは、畑岡奈紗と同組で優勝争いを演じて6位に入った。
ツアーには5月の「コグニザント ファウンダーズカップ」以来約1カ月ぶりに参戦。今季は7試合に出場したが、うち3試合で予選落ちとなかなか成績を残せずにいた。ホールアウト後は家族がグリーンに駆け寄り、久々のトップ10を喜んだ。「久しぶりの優勝争いで緊張したけど、妊娠7カ月でいいプレーができたことは大きな意味がある。今週はとてもいい1週間だった」と話す。
予定日を12週後に控え、来週の「マイヤーLPGAクラシック」、2週後の「KPMG全米女子プロ」にも参戦する。「皆にはもうやめたら?って言われるけど、家にこもっているのは退屈で、時間が経つのが遅いから」とおなかをなで、ツアー8勝の実力者は元気に笑った。(ニュージャージー州ギャロウェイ/谷口愛純)