2022年 DIOインプラントLAオープン

笹生優花の戦い方は 初めての「オールドスクールなコース」

2022/04/21 10:42
今週はロングドライブは…

◇米国女子◇DIOインプラントLAオープン 事前情報(20日)◇ウィルシャーCC (カリフォルニア州)◇6447yd(パー71)

今季ここまでの平均飛距離276.21ydはツアーで8位。一方でフェアウェイキープ率69.71%は96番目。笹生優花はリスク覚悟の胸のすくような豪快ショットをどのコースでも披露している。

ただ、今大会ばかりは少し心持ちが違う。会場は1919年にロサンゼルスの市街地でオープンしたウィルシャーCC。「こういうオールドスクールなコースは初めて。あんまりやったことがない」と敷地内に詰め込まれた18ホールは小さく、縦長のグリーンが多い。125のバンカーが配置され、フェアウェイのスロープも厄介だ。

笹生優花は開幕前日のプロアマ戦でアウト9ホールを回った

練習ラウンドでは「ドライバーも風によるけれど、結構持てる」ことを確認したが、パー5ではグリーンの近くを小川が走るホールもあり、2オン狙いは距離的には問題なくても「行けないところがある」。パワーが不利に働くことはないとはいえ、「違ったゴルフなので、またいろいろ勉強になると思います」と、最近のツアーでは“異色”と言えるコースでのプレーに興味を示した。

カリフォルニア州では昨年「全米女子オープン」を制した。この日も地元テレビ局からの取材を受けるなど、米国の大企業からのサポートも受ける20歳はすっかり有名人。「ハリウッド?(山のハリウッド)サインをここから見ただけですね(笑)。映画はあまり見ないから…。ロサンゼルスはあまり試合以外では来ない。(車が)混むし…。でもきれいな場所が多いので」

練習中は笑顔が絶えない

予選ラウンドはメジャー今季初戦「シェブロン選手権」を制したジェニファー・カップチョ、その前週「JTBCクラシック」で優勝したアタヤ・ティティクル(タイ)と同組になった。「楽しんでやれれば」と好調の選手たちをも引っ張りたい。(カリフォルニア州ロサンゼルス/桂川洋一)

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