笹生優花はTVでマスターズ観戦 渋野日向子もウッズに「神様。ありがとう」

◇米国女子◇ロッテ選手権 事前情報（12日）◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6603yd（パー72）

今季メジャー初戦「シェブロン選手権」を終えてから、選手たちは続々とハワイ入りした。笹生優花はオアフ島で前週の男子メジャー「マスターズ」をテレビ観戦。憧れの存在であるロリー・マキロイ（北アイルランド）のプレーにも目を凝らした。

最終日、マキロイは「64」をマークして自己最高の2位フィニッシュ。「トップ選手なら、ぜんぶがかみ合うとそういうスコアも出るんだなと。優勝スコアにはならなかったけれど、良いゴルフをしていた」と笹生。最終18番での、バンカーからのチップインにも。「カッコ良かったというか、楽しんでやっているのがよくわかりました」と、うれしそうに話した。

昨年、「全米女子オープン」優勝直後に対面したアイドルのチャージに納得しつつ、「応援はしていましたけどさすがに届かない。メジャーだから終わらないと分からないけれど、世界一の選手がピークで良いゴルフをされたらなかなかチャンスはないですよね」と、スコッティ・シェフラーのプレーに納得。「キャディを（今年）代えたというのは聞きました。選手の周りの方のサポートも良かったんじゃないかと思います」とうなずいた。

渋野日向子もハワイで中継に目を凝らした。米国では昨年2月の自動車事故からカムバックしたタイガー・ウッズが放送の中心だった。「朝起きて、とりあえず見て（から練習へ）。1日目、2日目はタイガーが流れていた。やっぱり天才というか、『さすが』という言い方もおかしくて…すごいですね」

2019年、千葉での「ZOZOチャンピオンシップ」直前のスキンズマッチを観戦してウッズと対面した。右足の粉砕骨折を克服した電撃復帰に「憧れというか、神様。ゴルフの神様。完走できただけで、本当にありがとうございますって感じで。出てもらうだけで、こっちからするとありがとうございますと」と、感激を表現する言葉を探すのに必死だった。（ハワイ州エワビーチ／桂川洋一）