3差発進の畑岡奈紗は最終日伸ばせず 今季初勝利はお預け
2022/03/13 20:37
◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 最終日(13日)◇サイアムCC(タイ)◇6576yd(パー72)
首位と3打差の18アンダー4位から出た畑岡奈紗は「71」とスコアを伸ばしきれず、通算19アンダーの12位でフィニッシュした。
序盤3番で左からのアプローチでグリーンをオーバーさせ、4オン2パットのダブルボギー。今季初勝利に向けたラウンドの出はなをくじかれた。ティショットでグリーン右サイドからの下り傾斜を使った8番(パー3)でバーディを奪ったが、すぐに9番でグリーンを外してボギー。「アイアンショットがしっかり打てていない。一番の修正点」と中継局WOWOWのインタビューで振り返った。
2日目を首位で終え、今季初勝利が見える位置にいた。「初日、2日目と良いスコアを出していただけに順位を落としてしまったのは残念」。最終18番(パー5)はバーディパットがカップ右に外れ、悔しそうにホールアウトした。
2週後の「JTBCクラシック」(カリフォルニア州アビアラGC)が次戦となる。2019年に優勝した大会を前に「アップダウンの激しいコース。アイアンショットの距離感が大事になる」と意気込んだ。その翌週「シェブロン選手権」(同ミッションヒルズCC)はもちろん気持ちが入る大会。「いよいよ本格的にアメリカ本土の試合が続く。ことしはメジャーで勝てるように頑張りたい」
1Wをはじめ、用具を大幅に変えて臨んだアジアシリーズ2連戦は11位、12位の結果。「いまいち、自分のなかで“これが良かった”というショットやプレーがなかなかできていないが、そのなかでもトップ10に近いところで2試合は来られた。徐々に上げていければ」。“ホーム”に帰って調子を上げていく。