米ツアーメンバー初戦は18位 古江彩佳の収穫と課題
2022/01/31 09:30
◇米国女子◇ゲインブリッジLPGA at ボカリオ 最終日(30日)◇ボカリオGC (フロリダ州)◇6701yd(パー72)
古江彩佳は4バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「73」で回り、通算3アンダー18位で米ツアーメンバーとしてのデビュー戦を終えた。
7位スタートから今週初となるオーバーパーでの締めくくりとなったが、「デビュー戦としては、まあまあ良い順位。4日間戦えたことは自信を持っていきたい」と総括した。
昨季の日本ツアーでは、リカバリー率(69.07%)、サンドセーブ率(52.52%)ともツアー3位とグリーン周りのディフェンス力に定評がある21歳。米挑戦にあたって58度のウェッジのみモデルチェンジして乗り込んできた。「まだティフトン芝のラフの感覚が分かり切っていないけど、心配だったバンカーはうまくできたと思う。そこは良かったと思います」。4日間のサンドセーブ率は62.5%(5/8)だった。
後半15番ではバンカーからのセカンドを池に入れてダブルボギーを喫した。「ちょっとアゴが気になるかなというところでちょっとダフって引っかけてしまった」。この日フェアウェイキープに失敗したのは4ホール、パーオンできなかったのも3ホールだけ。スタッツだけ見れば安定しているようで、「(日本でやっていたときのような自信は)まだない。自分の感覚を取り戻して自信を持っていけるように練習することプラス、こちらの芝に慣れていくのも大事」と調整段階にある。
初陣で得た収穫と課題。全てを楽しみながら、この舞台で成り上がっていく。(フロリダ州ボカラトン/亀山泰宏)