「メンタルの弱さが光った」 渋野日向子は悔しい4連続ボギー
2021/08/22 06:07
◇海外女子メジャー◇AIG女子オープン(全英女子オープン) 3日目(21日)◇カーヌスティGL(スコットランド)◇6850yd(パー72)
「タイミングよく自分も悪くなっていった。自分のメンタルの弱さがすごく光り、なかなか成長できていないなと感じた」。雨脚が強まるとともに、渋野日向子のプレーは様変わりした。
曇り空の下でスタートし、出だし1番でピン下4mにつけてバーディを先行。4番ではピン右3m、6番(パー5)でも2mを沈めてバーディを奪い、一時は単独首位に立った。
「ほぼほぼ全部自分のイメージ通りのショットを打てた。バンカーに入ってもなんとかパーセーブできたり、3打目アプローチのところもあったが、パーパットが入ってくれたりしてなんとかノーボギーで(前半を)回れた」と、中継したABEMAのインタビューで振り返った。
後半に入ると雨が降り出し、傘を差しながらのラウンドとなった。13番(パー3)ではティショットを左に曲げ、14番(パー5)では2打目をグリーン右のポッドバンカーに入れるなど16番までに4連続ボギーをたたいた。
「苦しかった」という中、17番で4mを沈めて1つ取り返し最終日につなげた。
4バーディ、4ボギーの「72」で回り、通算4アンダー18位。「前半すごく良かった中で、後半にたくさん落としてしまったのは悔しいですけど、きょう一日楽しめたと思いますし、またあしたリベンジできるのはありがたい」
首位のアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)らとは5打差。「なかなか今は厳しい状況にあると思うが、あした(最終日)はどれだけ自分自身に勝てるかを課題としてできたらいい。きょうのリベンジとして、いい位置で終えることができれば」。2019年大会覇者の意地を見せたい。