古江彩佳が「67」 通算5アンダーと伸ばして上位浮上
2021/08/21 22:13
◇海外女子メジャー◇AIG女子オープン(全英女子オープン) 3日目(21日)◇カーヌスティGL(スコットランド)◇6850yd(パー72)
気温16.7度、どんよりとした空、断続的に霧雨が降る全英らしい天候となったムービングデー。通算イーブンパー45位から出た古江彩佳が5バーディ、ノーボギーの「67」でプレーし、通算5アンダーとスコアを伸ばして、ホールアウト時点でトップと2打差として3日目を終えた。
「雨が降っていた中で、5アンダーで、ノーボギーのラウンドは良かった」と笑顔で振り返った古江。4位と健闘した7月の「エビアン選手権」に続く海外メジャーの決勝ラウンド。スコットランドに入って10日間の隔離もあったが、大舞台でも臆するところがなかった。
リンクスの難コースを攻略へ「とにかく一打一打に集中することが大事」と言ったのは前日のこと。その言葉を実践するかのように4番でバーディを先行させると、7番でも伸ばした。いずれも2打目を1m弱につける安定したショット力を見せつけた。
午前組のスタートで苦戦する選手が多いなか、前半で2アンダーとして折り返すと、後半は13番(パー3)、14番(パー5)と連続バーディを奪ってリーダーボードをどんどん駆け上がり、17番では午前組でプレーした選手としては最初にバーディを奪った。
前日ボギーとした18番では、2打目をトップするミスもあったが、運も味方してバリーバーン(クリーク)を越えてパーで切り抜け、ボギーなしで終えた。
日本とは違って雨でも硬いフェアウェイに柔軟に対応し、スコアには満足げな表情。最終日に向けて「明日も天気が怪しいが、自分のプレーを落ち着いてできればいい」と平常心で見据えた。