渋野日向子は五輪代表に届かず 国内3連戦で復帰
2021/06/28 07:49
◇米国女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 最終日(27日)◇アトランタアスレチッククラブ・ハイランズC(ジョージア州)◇6831yd(パー72)
8月に迫った東京五輪の代表選考が今大会で終了し、日本の女子代表は畑岡奈紗と稲見萌寧で確定。逆転で代表入りを目指した渋野日向子の望みは潰えた。
「(オリンピックが)1年延期された時点で、どうしても優先順位がアメリカ(ツアー)の方に向いてしまって、そこからちょっとずつ方向転換した感じはありました。出られないのはすごく悔しいけど、自分の今できることはやりきったと思います。落ちた自分が言うのはあれですけど、奈紗ちゃんと萌寧にはめちゃくちゃ頑張ってほしいし、応援している。男子の松山(英樹)さんも、星野陸也さんもめちゃくちゃ楽しみなので、テレビで応援したいなと思います」
渋野は今大会を終えて、日本へ帰国。「GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ」、「大東建託・いい部屋ネットレディス」、「楽天スーパーレディース」の3連戦に出場予定で、その後「AIG女子オープン」(全英女子)に向けて渡英する。
現時点では、その後の米ツアー参戦予定はなく、国内ツアーを主戦場としながら、12月2日から2週にわたって行われるQシリーズ(予選会)に挑戦する意向。「まあ、地獄だと思うけど(笑)、そこに向けて準備していけたらと思う」とした。
米ツアー挑戦への気持ちは「強くなってきています。もう出た過ぎてしょうがないし、足りないものばっかりだけど、こっちでたくさん練習や試合を重ねていかないと、ここで戦うことは無理だと思うので、早くこっちで1年間通して戦える選手になりたい」と、改めて決意を語った。(ジョージア州ジョンズクリーク/今岡涼太)