2021年 全米女子プロ

笹生優花が初のプロアマ戦をプレー「意外と楽しい!」

2021/06/23 09:50
自身初のプロアマ戦を行った笹生優花

◇米国女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 事前(22日)◇アトランタアスレチッククラブ・ハイランズC(ジョージア州)◇6831yd(パー72)

3週間前に「全米女子オープン」を制した笹生優花が、2週間のオフを挟んで今週、LPGAメンバーとして初めて大会に出場する。開幕2日前の火曜日には、自身初となるプロアマ戦をプレー。「スクランブルとかはあまりやらないので、ちゃんとできているかちょっと心配でした。でも、意外と楽しいですね!」と笑顔で18ホールをラウンドした。

自身を取り巻く環境が激変した全米制覇。2週間後にトーリーパインズで開催された「全米オープン」にも出向くなど、周囲から求められることは多くなったが、「タイムマネジメントがしっかりできていれば大丈夫だと思います」と、2日前に20歳になったばかりの笹生は言う。

フィリピンの公用語であるタガログ語に加え、英語と日本語も流暢に話す。ジュニア時代から積極的に海外の試合に参戦しており、米ツアーには顔見知りの選手も多い。水を得た魚のように、生き生きと海外選手とコミュニケーションを取る姿が印象的だ。

練習場で上原彩子と談笑する

アトランタには前週水曜日に入って、木曜日から練習開始。「あまり練習ができていないので、今日明日で練習して、試合に向けて準備をしたい」と、これから開幕に向けてラストスパートをかけていくつもり。

目標だった米ツアーメンバー入りを(※ポポフルールにより)5年の長期シード獲得で成し遂げたが、「余裕とか安心感はないですね。メンバーになったからこそ、これからが難しくなってくる」と、新たなゴルフキャリアの船出を前に気を引き締めた。(ジョージア州ジョンズクリーク/今岡涼太)

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