2021年 全米女子オープン

一時は3アンダーも 畑岡奈紗「オーバーにしたのは悔しい」

2021/06/04 13:30
前半の流れは良かったが…

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 初日(3日)◇オリンピッククラブ(レイクコース) (カリフォルニア州)◇6457yd(パー71)

開幕前の手応えどおり、畑岡奈紗がメジャーの難コースを軽快に攻略するかに見えた大会初日、前半を終えて3アンダーまで伸ばしたが、後半は4ボギーとスコアを落として、1オーバー26位。首位と5打差で初日を終えた。

「朝イチはすごく緊張しました。メジャーの雰囲気というか、そういうのが3、4ホールありました」という畑岡だが、前半は順調にスコアを伸ばした。

7番(263yd/パー4)はティショットを左サイドのラフに入れたが、残り66ydから58度のウェッジで放った第2打はピン奥の傾斜を使って戻し、直接沈めてイーグルを奪取。「ラフからだったので奥のスロープは使おうと思っていたけど、狙い通りにいって良かったです」と笑みをこぼした。

9番もグリーン外からパターを使ってバーディとして、一時は3アンダー。だが、10番でティショットを深いラフに入れてボギーとすると、続く11番では1mのパーパットを外して連続ボギー。「ポアナ(芝)っぽいというか、出だしで跳ねてラインを外れて、ミスパットみたいになってしまった」と、午後になって荒れてきたグリーンに苦戦した。

ショットの感触は悪くないという

「11番のミスから、ちょっと積極的に打てなかった」と、その後は2ボギーを重ね、17番、18番と上がり2ホール連続で3mほどのチャンスにつけたが、決めきることができなかった。

「3アンダーまで行っただけにオーバーにしちゃったのは悔しいけど、今日は1ヤード(の違い)でラフに入ったり、良いショットがラフに入ったりしたのもあった。ショットの感覚はそこまでは悪くないけれど、うまく流れをつかめなかった」と、思いつく修正点は多くはない。

風の読み、グリーンの読み。午前スタートの2日目に、もう一度浮上を目指す。(カリフォルニア州サンフランシスコ/今岡涼太)

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