「勝つ自分」がうっすら見えた！ 河本結は充実のメジャー最高位

◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 最終日（4日）◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72)

河本結が4バーディ、1ボギーの「69」で回り、通算4アンダー28位と日本勢最上位でフィニッシュした。

自身5度目の海外メジャーで最高の順位。3mほどのパーパットをねじ込んだ4番、バンカーからパーセーブした5番（パー3）とピンチをしのぎ、6番、7番と連続バーディ。後半もしぶとさを見せて「ここで耐えなきゃいけないっていうパットだったり、アプローチだったりはすごく良くなっている」とディフェンス面の充実を実感した。

一方で「ここでひとつ伸ばさなきゃいけない、ここを入れたら流れに乗れるっていう、なんていうのかな、真価というか。いいパーを拾うのもそうですけど、いいバーディを獲るという次のステップを踏めるようになったら、きょうのダニエル選手みたいに乗っていけるゴルフができるのかな」とも。タフなセッティングでも伸ばさなければ、置いていかれる。2サム同組で「65」をマークした世界ランキング5位ダニエル・カンのプレーに目を見張った。

日本で4連戦の後に渡米する強行軍で臨んだ、2年目の米ツアー初戦。「去年は頑張って予選を通らなきゃというか、予選を通るためにどうやったらいいかというゴルフをしていた。今年はなんとなく優勝する姿、イメージができてきた。うっすらでも、勝つイメージ、勝つ自分の影が少しでも見えたのが成長というか自信というか収穫だと思います」と笑顔で締めくくった。（カリフォルニア州ランチョミラージュ／亀山泰宏）