2021年 ANAインスピレーション

「警戒心が強すぎた」原英莉花は痛恨の出だしダボで116位

2021/04/02 11:00
初出場の原英莉花は序盤でつまずいた

◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 初日(1日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72)

初出場の原英莉花は1バーディ、5ボギー1ダブルボギーの「78」で回り、最下位の6オーバー116位タイに沈んだ。

出だし1番で1Wショットを右に大きくプッシュ。ラフからの第3打もグリーン奥にこぼれるなど4オン2パットのダブルボギー。「その後引きずってはいなかったけど、痛恨のダボって感じでした。自分で苦しい展開に持っていってしまっただけなので」と唇をかんだ。

6ホールを終えて5オーバー。折り返しの9番(パー5)でロングパットを沈めて唯一のバーディを奪ったが、ハーフ「40」と苦しんだ。

「警戒心が強すぎた」というメンタル面を悔やむ。当初は「全ホール、パーでいいと思ってスタートした」。硬いグリーンに対して手前から攻めていこうとするあまり、持ち味のアグレッシブなプレーが影を潜めた。「恐れる気持ちとか警戒心とか、そういうのがあると、ガツンとはいけない。自分の精神面、技術面がまだまだ粗い」と受け止めた。

初めての海外メジャーだった昨年12月「全米女子オープン」も、初日の出遅れが響いて予選落ちを喫した。再び爆発的な巻き返しを求められる展開となったが、「警戒することは、いまの結果だったらもうない。どんどん攻めて戦っていきたい。予選通過ラインまですごく(ストローク差は)ありますけど、しっかり気持ちを持って戦い抜きたい」。10番スタートの先頭を回る2日目へ気合を入れ直して臨む。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/亀山泰宏)

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