2021年 ANAインスピレーション

パー5で納得の“刻み” 渋野日向子「すごくいい出だし」

2021/04/02 05:25
渋野日向子は初日のプレーに及第点をつけた

◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 初日(1日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72)

渋野日向子は今季メジャー初戦を2バーディ、2ボギーの「72」でプレー。イーブンパーの滑り出しに「最近にしては安定したゴルフができた。メジャーにしてはというのもあるし、(日本から)5連戦目の最終戦としてもだし、スイングのことだったり、いろいろ考えている中ではすごくいい出だしだったんじゃないかと思います」と及第点をつけた。

パー3を除く14ホールでフェアウェイを外したのは2ホールだけ。「最終ホールは曲げちゃいましたけど、最後まで振り切れた」とうなずく。バーディの内容にも充実感がにじんだ。前半11番(パー5)では第2打でグリーンが空くのを待つ同伴競技者を尻目に、迷いなくレイアップ。ほぼ狙った通りの距離というピンまで76ydに刻み、58度のウェッジショットで手前から上るラインを残した。

アプローチのファーストバウンドが思った以上に跳ねてロングパットでカバーした後半2番のバーディも「(第3打で)落としたいところには落とせていた」。バーディパットがカップに蹴られた折り返しの18番を含め、パー5でチャンスを演出する過程は納得のプレーが多かった。

「この後は“ちゃっくり”したアプローチの練習かな。詰めの甘さを出してしまった」と5番のミスを苦笑いで振り返る表情も終始柔らかい。「あす以降もやるべきことをやり通して、いいゴルフをしたい。良かった部分を継続して、悪かった部分をこれから練習して、納得いくゴルフができるようにしたい」と集中力を高めた。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/亀山泰宏)

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