上田桃子が熊本県に1000万円を寄付 全英“日本人最高位”6位で獲得
2020/10/05 19:00
8月に行われた「全英女子オープン」で、海外メジャー自己最高位となる6位に入った上田桃子が、同大会で獲得した賞金から税金や諸経費を差し引いた1000万円を今年7月の豪雨災害義援金として出身地である熊本県に寄付し、5日に熊本県庁で蒲島郁夫熊本県知事に贈呈した。
上田はコロナウイルスの感染が世界的に拡大するなか、豪雨被害があった地元・熊本県を思い、「チャレンジしている気持ちを伝えたかった」と7月に渡英を決断。6位で終えた大会終了後には「逆に自分の方が頑張れって応援されたので、ありがたかったです」と感謝の言葉を口にしていた。
贈呈式を終えた上田は「令和2年7月豪雨災害は、コロナ禍での災害ということもあり、復旧・復興が進んでおらず、まだまだ大変な思いをされている方が沢山いらっしゃると聞いています。私のできることは少ないかも知れませんが、少しでもお役に立てればと思い、この度は義援金として寄付させて頂きました」とコメント。
受け取った蒲島知事は「頂いたあたたかい義援金については心から感謝申し上げます。 お預かりしました義援金は被災された方々の元に責任を持って届けさせて頂きます。(中略)上田プロは今年8月の全英女子オープンにて粘り強いプレーで日本人最高位の6位という見事な成績を収められました。これは苦しい状況にある熊本県民の皆様にとって明るいニュースでありましたし、我々も希望を持つことができました」と、熊本県民の活躍と配慮を誇った。